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令和3年12月17日
左上:アリソン・シュヴィアー(Allison Schwier) 米国務大臣科学技術顧問代理、右上:松本顧問、左下:キャシー・フォリー(Cathy Foley) オーストラリア政府首席科学顧問、右下:ヴィジェイ・ラガバン(Vijay Raghavan)印政府首席科学顧問

 12月14日、松本顧問はオンライン形式にて開催された「世界技術サミット」に出席し、「国境を越えて:クアッドにおける科学技術協力」と題するパネルセッションに登壇し、米豪印を代表する科学技術顧問とともに議論しました。

 松本顧問は、クアッド諸国を代表する科学者により、地政学や安全保障上の懸念に対処するための技術協力のみならず、気候変動等の地球規模課題に対処するための方途やイノベーションを検討するために協力できる科学者のネットワークを構築することは非常に重要である旨述べました。
 松本顧問は、気候変動への対処について、COP26における岸田総理の気候変動対策の推進に向けた我が国の取組の表明について言及するとともに、我が国の2050年カーボン・ニュートラルの目標に向けた取組と、アジア・太平洋地域を中心とした脱炭素移行支援の取組等について紹介しました。
 さらに、松本顧問は、いまや5G、IoT、AI、量子技術などの新興技術を始めとする民生技術は、経済的利益をもたらすのみならず、市民の自由や人権、さらには国家安全保障にも影響を与え得るものになってきており、これらの技術が、自由な民主主義社会の健全な発展に貢献するためには、人間中心性、包摂性、アカウンタビリティといったハイレベルの理念を保護・推進することがますます重要になってきている旨述べました。そのような観点から、米豪印を始めとした同志国と連携して積極的に取り組んでいくことは重要と考えている旨述べました。

[参考]
インドのシンクタンクカーネギー・インディアが、印外務省との共催により「世界技術サミット(Global Technology Summit)」を開催し、本パネルディスカッションには、松本顧問他、米から、アリソン・シュヴィアー(Allison Schwier) 米国務大臣科学技術顧問代理、キャシー・フォリー(Cathy Foley) オーストラリア政府首席科学顧問、ヴィジェイ・ラガバン(Vijay Raghavan)印政府首席科学顧問が出席。

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