外務省・新着情報

令和3年12月23日
(写真)出席者が映し出されたモニター画面
  1. 12月20日、第1回日メコンSDGsフォーラムが、日本・タイ両政府の共催によりビデオ会議方式において開催され、加納南部アジア部長及びアルンルン・タイ外務省メコン担当大使が共同議長を務めました。
  2. このフォーラムには、日本及びメコン諸国(カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム)の関係省庁、並びに世界保健機関(WHO)、国連環境計画(UNEP)、地球環境戦略研究機関(IGES)、アジア工科大学等から、それぞれ関係者が出席し、意見交換を行いました。
  3. (1)セッション1では、「保健分野でのパートナーシップ」をテーマとし、「誰の健康も取り残さない」という理念のもと、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成に向けた取組が議論されました。また、国内の保健システムや新型コロナウイルス対策、国際協力、今後の展望が紹介され、SDGs目標3の「すべての人に健康と福祉を」の達成とともに、他のSDGs目標の達成につなげていくための意見交換が行われました。
    (2)セッション2では、「持続可能な経済、コロナ禍からの景気回復」のテーマに対し、各国からはブロックチェーン技術を使用したデジタル通貨や再生可能エネルギー、投資促進など様々な分野の取組が紹介されました。SDGs目標17の「パートナーシップで目標を達成しよう」を意識した事例が多く取り上げられました。
    (3)セッション3では、「グリーンで包摂的な社会」をテーマに、メコン各国及び国際機関の代表から、気候変動や水資源管理に関連する諸問題が提起されました。気候変動問題については、国際社会が一体となって直ちに取り組むべき重要な課題であり、メコン地域全体の発展のために地域横断的な取組を推進することで一致しました。
  4. 我が国としては、メコン地域をより持続可能で、多様で、包括的なものとするため、引き続き「2030年に向けたSDGsのための日メコンイニシアティブ(PDF)別ウィンドウで開く」の下、メコン地域におけるSDGsを推進します。

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