環境省・新着情報

令和3年12月24日

総合政策

令和3年度「体験の機会の場」と連携した環境教育の研修の開催について(産業廃棄物のリサイクル見学~地球の資源を大切にする環境教育~)

環境省では、「体験の機会の場」と連携した環境教育の研修を令和4年1月28日(金)に岡山県岡山市で開催します。

1.開催の目的
 本研修は、令和3年度教職員等環境教育・学習推進リーダー育成研修の一環として、「体験の機会の場」の充実・拡大に関する協定を踏まえ、「体験の機会の場」研究機構(注1)と連携して行うものです。
 本研修では、同研究機構加盟事業者である藤クリーン株式会社(注2)を訪れ、持続可能な社会の構築に向け、企業や地域の団体が、環境教育やESD(持続可能な開発のための教育)による人づくりに取り組む意義やノウハウ等を学びます。特に、「体験活動」を取り入れた環境教育について、企画や実施のポイントを学びます。
 本研修には、持続可能な地域づくりや環境教育に関心がある方や具体的取組を検討している方に広く参加いただけます。本研修では、体験活動を通じて子どもの意識・行動の変容を促す環境教育の実践方法や、企業や地域が行う体験活動と学校の教育課程をつなげる視点を学ぶことができます。また、地域の企業や団体をつなげた有機的な環境教育施策を検討する上でも有効です。さらに、持続可能な社会づくりに関心を持つ参加者間の交流は、ネットワークの構築にもつながります。
(注1)
 環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律(以下「環境教育等促進法」という。)に基づく「体験の機会の場」の認定を受けた事業者が、民間の立場から、体験プログラム等の更なる充実を図るために設立した任意団体。「体験の機会の場」の認定を受けていることを入会要件とし、現時点で、石坂産業株式会社(事務局:埼玉県)、株式会社オガワエコノス(広島県)、サンデン・ビジネスアソシエイト株式会社(群馬県)、公益財団法人キープ協会(山梨県)、株式会社ナカダイ(群馬県)、株式会社相愛(高知県)、株式会社中特ホールディングス(山口県)、公益財団法人日本生態系協会(千葉県)、藤クリーン株式会社(岡山県)、加山興業株式会社(愛知県)、特定非営利活動法人雨煙別学校(北海道)の11団体が加盟。「体験の機会の場」の充実・拡大を図ることを目的として、平成29年10月に、環境省と「体験の機会の場」研究機構が、環境教育等促進法に基づく協定を締結。
(注2)
 藤クリーン株式会社では、岡山市街地から比較的近い場所に約13,000平方メートルのリサイクルセンターを保有し、コンクリートガラ、木くず、建設汚泥、廃プラスチック、混合廃棄物選別などのリサイクルプラントを1箇所に配置して、リサイクルに力を入れています。地元との共存を目指し、リサイクルセンター周辺の清掃活動や、2017年からはESD活動に取り組み、現在のSDGs活動につながっています。2020年5月には、リサイクルセンター見学を通じた環境教育の場の提供について、環境教育等促進法に基づく「体験の機会の場」に、岡山県で初めての認定を取得しました。
(藤クリーン株式会社HP:https://kk-fuji-clean.jp/
2.日程・会場・主催等

日程:令和4年1月28日(金)10:00~16:20(予定)
会場:「体験の機会の場」藤クリーン株式会社リサイクルセンター(岡山市南区藤田1664-8)
主催:環境省
協力:文部科学省
共催:「体験の機会の場」研究機構
運営協力:藤クリーン株式会社

【「体験の機会の場」藤クリーン株式会社リサイクルセンターについて】
 2020年5月、リサイクルセンター見学を通じた環境教育の場の提供について、環境教育等促進法に基づく「体験の機会の場」に、岡山県下で初めて認定を取得しました。
 本センターでは、コンクリートガラが砕かれて再生砕石や再生砂になったり、廃木材が燃料としての木チップになったりと、普段あまり目にすることのない、産業廃棄物がリサイクル品に生まれ変わる様子を見ることができます。また、リサイクル品を活用したコンケンガーデンでは、植物や生物が活き活きと暮らしている様子を見学したり、再生処理土や粉砕された畳などを活用したこけ玉作りを楽しむことができ、リサイクルの大切さや可能性、自然環境保全の大切さを学べます。センター内では、緑の歩行ゾーンの明示、クレーン数台に恐竜のラッピング、目に優しい緑の植栽を設置するなどして、安全に楽しく見学できるように工夫しています。

               (写真提供:藤クリーン株式会社)
3.内容(予定)
○ 開講、オリエンテーション
○ 会社説明・コンケングループによる体験型環境教育について
○ リサイクルセンター及びコンケンガーデン見学、質疑応答
  ※ 雨天時:学びの部屋でのLiveカメラにて見学実施
○ 昼食(お弁当持参 or 地域食材のお弁当(有料))
○ 再生処理土等を使ったこけ玉作り
○ 企業、事業者と学校をつなぐワンポイントアドバイス
○ 企業、事業者と学校をつなぐプログラムに関するワークショップ
○ ふり返り
【講師(順不同)】
 中平 徹也 氏 (藤クリーン株式会社顧問、環境教育アドバイザー/環境カウンセラー)
 田丸 和美 氏 (村岡ガーデンクラブ代表、環境デザイナー)
 小林 未侑 氏 (藤クリーン株式会社 産廃部)
 初本 さつき 氏(藤クリーン株式会社 産廃部)
 岡本 弥彦 氏 (岡山理科大学 教育推進機構教職支援センター 教授)
4.申込方法等
・ 対象
 持続可能な社会づくりや環境教育に関心のある方(企業・団体職員、行政担当者、学校教職員、大学生等)
・ 申込方法
 下記ホームページ内、「お申込みフォーム」に必要事項を御記入の上、送信してください。定員(25名)に達した場合は、募集を締め切ります。
https://www.jeef.or.jp/activities/esd_teacher/program_design/
・ 参加費
 無料(ただし、交通費、宿泊代、昼食代は自己負担となります。)
・ 交通手段
 1.無料送迎車 JR岡山駅前より出発
  (希望される方には、事務局から、集合時間・場所等を御連絡いたします。)
 2.マイカー 無料駐車場あり
・ その他
 新型コロナウイルス感染症の感染防止対策のため、参加に当たっては、研修運営事務局の指示に従い、手指の消毒、手洗い、マスクの着用等の感染防止対策に御協力ください。
5.お問合せ先
【研修に関してのお問合せ】
 研修運営事務局:公益社団法人 日本環境教育フォーラム(担当:清水)
 URL:https://www.jeef.or.jp/activities/esd_teacher/
 MAIL:esd-kenshyu@jeef.or.jp
 TEL:03-5834-2897 FAX:03-5834-2898

関連情報

過去の報道発表資料

令和3年8月30日
令和3年度教職員等環境教育・学習推進リーダー育成研修の開催について~SDGs達成に向けた教育推進リーダー育成のための環境教育・ESD実践講座~

連絡先
環境省大臣官房総合政策課環境教育推進室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8231
室長 相澤 寛史 (内線 6051)
企画官 浅原 堅祐 (内線 6240)
室長補佐 高橋 知哉 (内線 6272)
担当 河地 謙典 (内線 6267)

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