外務省・新着情報

令和3年12月24日

 12月24日(現地時間同日)、キルギス共和国の首都ビシュケクにおいて、我が方、前田茂樹駐キルギス共和国日本国特命全権大使と先方アルマズ・バケタエフ・キルギス共和国財務大臣(H.E. Mr. Almaz BAKETAEV, Minister of Finance of the Kyrgyz Republic)との間で、供与限度額10億3,300万円の無償資金協力「ビシュケク-オシュ道路地吹雪対策計画」に関する書簡の交換が行われました。

  1. 内陸国であるキルギスでは、物流のほとんどを道路交通に依存しており、特にビシュケクーオシュ道路は、同国の首都ビシュケクと第二の都市オシュを結ぶ同国内唯一の主要幹線道路であり、また中央アジア地域の国際回廊の一部を構成する重要な道路です。当該道路は山岳地帯を通過するため、冬季には地吹雪に起因する通行障害が頻発し、国内外との物流や経済活性化の阻害要因となっています。
  2. この計画は、ビシュケク-オシュ道路のうち、地吹雪が頻発し、大きな被害が発生している区間において、地吹雪対策のための設備(防雪柵及び視線誘導柱)を整備するものです。この協力により、同国の幹線道路の安全性の向上及び輸送能力の強化を図り、もって同国及び中央アジア地域の物流の円滑化、経済活性化に寄与することが期待されます。
(参考)キルギス共和国基礎データ

 キルギス共和国は、面積19万8,500平方キロメートル(日本の約半分)、650万人(2020年:国連人口基金)、一人当たり国民総所得(GNI)は1,160ドル(2020年、世界銀行)。


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