外務省・新着情報

令和4年1月19日

 1月19日、東京電力福島第一原子力発電所(東電福島第一原発)のALPS処理水の現状に関する韓国政府向け説明会をテレビ会議形式で実施しました。(当方:外務省、経済産業省、東京電力、先方:国務調整室、外交部、原子力安全委員会、原子力安全技術院、海洋水産部等の関係省庁)

  1. 冒頭、外務省、経済産業省及び東京電力から、2021年12月21日に東京電力から原子力規制委員会に提出された東電福島第一原発の実施計画変更認可申請の概要につき説明を行った後、出席者との間で質疑応答が行われました。
  2. 日本側から、今回の申請の内容は、2021年4月のALPS処理水の処分に関する基本方針を受け、2012年に申請し翌年認可された、東電福島第一原発の廃炉等を進める上で必要な設備等に対する実施計画を一部変更するものである旨説明しました。また、日本側から、今回の申請内容は、今後、原子力規制委員会による公開の審査会合で審査され、原子力規制委員会は取りまとめた審査書案についてパブリックコメントの手続に付すとともに、審査のプロセスと内容についてはIAEAによるレビューを受けることとなる旨丁寧に説明しました。
  3. 我が国としては、今後も関係省庁等が一体となって、東電福島第一原発の状況についての情報を国際社会に対して透明性をもって丁寧に説明していく考えです。
(参考)ALPS処理水

 ALPS(多核種除去設備(Advanced Liquid Processing System))等により、トリチウム以外の放射性物質について安全に関する規制基準値を確実に下回るまで浄化した水。


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