外務省・新着情報

令和4年1月20日
オタワ・グループ閣僚会合の様子
オタワ・グループ閣僚会合の参加者
オタワ・グループ閣僚会合に出席する小田原外務副大臣

 1月20日、午後9時30分(日本時間)から約90分、カナダ政府が主催するWTO少数国グループ(オタワ・グループ)閣僚会合がオンライン形式で行われたところ、概要は以下のとおりです。我が国からは、小田原潔外務副大臣、細田健一経済産業副大臣が参加しました。

  1. 今回の会合では、第12回WTO閣僚会議(MC12)に向けて、特にパンデミック対応やWTO改革などの主要議題についての今後の取り進め方を議題として、参加閣僚及びオコンジョ=イウェアラWTO事務局長(Dr. Ngozi Okonjo-Iweala, Director-General of World Trade Organization)の間で活発な意見交換が行われ、引き続き緊密に協力・連携してモメンタムを維持していくことで一致しました。
  2. 小田原外務副大臣からは、特に以下の点を強調しました。
  • (1)貿易と保健、漁業補助金、農業、WTO改革といったMC12の主要議題について、昨年末までの作業を基礎として、更なる前進に向けてオタワ・グループとして率先して取り組んでいく必要がある。
  • (2)パンデミックへの対応については、輸出規制の抑制や透明性等を含む総体的なアプローチで成果を目指すべく、他のWTOメンバーの理解促進に努めるべき。
(参考1)オタワ・グループ

  • (1)発足した、WTOにおける有志国グループ。2018年10月にカナダ政府の呼びかけで第1回閣僚級会合がオタワで開催。以降、不定期に閣僚会合を開催。
  • (2)参加メンバー(アルファベット順)
        オーストラリア、ブラジル、カナダ、チリ、EU、日本、ケニア、韓国、メキシコ、ニュージーランド、ノルウェー、シンガポール、スイス、英国
(参考2)第12回世界貿易機関(WTO)閣僚会議(MC12):概要

  • (1)閣僚会議はWTOの最高意思決定機関。通常は2年に1度開催される。
  • (2)MC12は、4年ぶりに2021年11月30日~12月3日にスイス・ジュネーブで開催予定だったが、スイス政府のコロナに伴う入国制限により延期となった(前回2017年はブエノスアイレス)。MC12の議長国はカザフスタン。

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