外務省・新着情報

令和4年2月3日

 2月3日、午後1時45分から約35分間、林芳正外務大臣は、1月30日の北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、鄭義溶(チョン・ウィヨン)韓国外交部長官との間で日韓外相電話会談を実施しました。

  1. 両外相は、1月30日の弾道ミサイル発射を含む北朝鮮の核・ミサイル活動について深刻な懸念を共有した上で、こうした活動が、日本、地域、国際社会の平和と安定を脅かすものであるとの共通認識の下、北朝鮮への対応について、日韓、日米韓で引き続き緊密に連携していくことを改めて確認しました。
  2. 林大臣から、旧朝鮮半島出身労働者問題や慰安婦問題等に関する韓国国内の動きにより日韓関係は引き続き非常に厳しい状況にある旨述べた上で、これらの懸案を含め、両国間の問題に関する日本の一貫した立場に基づき、韓国が責任を持って対応する必要があるとして韓国側に適切な対応を強く求めました。鄭長官からは、韓国側の立場に基づく発言がありました。
  3. 鄭長官から、「佐渡島の金山」に関する韓国の独自の主張に基づく発言があったのに対し、林大臣から、韓国側の独自の主張は受け入れられず、遺憾であると抗議しました。その上で、林大臣から、我が国としては、「佐渡島の金山」の文化遺産としてのすばらしい価値がユネスコにおいて評価されるよう、冷静かつ丁寧な議論を行っていく考えであり、韓国側とも誠実に議論を行っていく旨述べました。

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