環境省・新着情報
令和4年2月9日
自然環境
北海道の死亡野鳥における高病原性鳥インフルエンザウイルス検査陽性について(野鳥国内18例目)
北海道根室市で令和4年2月3日(木)に回収され、簡易検査で陽性となったハシブトガラス2羽の死亡個体について遺伝子検査を実施したところ、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された(H5亜型陽性)旨の報告がありました。
今回の回収地点は令和4年1月26日(水)及び28日(金)に高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された死亡野鳥(ハシブトガラス)が回収された場所と同一のため、既に指定した野鳥監視重点区域において、引き続き野鳥の監視を強化します。
1.経緯
2月2日(水) |
・北海道根室市でハシブトガラス4羽の死亡個体を回収 |
2月3日(木) |
・北海道根室市でハシブトガラス11羽の死亡個体を回収 ・3日に回収した個体のうち、検査が可能な状態の2羽について簡易検査を実施したところ、2羽の死亡個体からA型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応を確認 ・1月20日(木)に指定した野鳥監視重点区域において、野鳥の監視を継続 |
2月8日(火) |
・北海道大学において遺伝子検査を実施した結果、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出 |
2.今後の対応
北海道では、野鳥監視重点区域内における野鳥でのウイルスの感染範囲の状況把握、感染源の推定や更なる感染拡大を防止するための基礎情報を得ることを目的とした緊急調査(鳥類調査、死亡野鳥調査等)を実施しており、引き続き、野鳥の監視を継続します。
野鳥サーベイランスにおける全国の対応レベルは、令和3年11月11日付けで最高レベルの「対応レベル3」に引き上げており、全国での野鳥の監視強化を継続します。
3.留意事項
(1)鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等があった場合を除いて、人には感染しないと考えられています。日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた後には手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、周辺地域のみならず国民の皆様におかれては、冷静な行動をお願いします。
(2)同じ場所でたくさんの野鳥などが死亡している場合には、お近くの都道府県や市町村役場に御連絡ください。
(参考)野鳥との接し方について
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/2017yachotonosessikata.pdf
【取材について】
現場での取材は、ウイルスの拡散や感染を防ぐ観点から、厳に慎むようお願いします。
【参考情報】
環境省は、ホームページで高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を提供しています。
(http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html)
「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」
(http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref_0809.html)
関連情報
関連Webページ
高病原性鳥インフルエンザに関する情報
連絡先
環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8285
室長 東岡 礼治 (内線 6470)
補佐 村上 靖典 (内線 6675)
係長 福田 真 (内線 6670)
担当 安藤 滉一 (内線 6478)