外務省・新着情報

令和4年2月9日

 2月9日、午前11時から約30分間、岸田文雄内閣総理大臣は、ジャスティン・トルドー・カナダ首相(The Right Honourable Justin Trudeau, Prime Minister of Canada)との電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、カナダはインド太平洋地域の重要な戦略的パートナーである旨述べ、トルドー首相から、国際社会の諸課題への対応に関して日加両国で協力を一層強化していきたい旨述べました。
  2. 両首脳は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた6つの優先協力分野で具体的で力強い協力・連携を更に進めていくことで一致しました。両首脳は、優先協力分野の一つになっている「自由貿易の促進及び貿易協定の実施」について議論を行い、TPP11のハイスタンダードを維持する重要性について一致しました。
  3. また、中国や北朝鮮等の地域情勢について意見交換を行いました。その中で両首脳は、北朝鮮の核・ミサイル活動の活発化について深刻な懸念を共有しました。また、拉致問題を含め、北朝鮮への対応で引き続き緊密に連携していくことを確認しました。
  4. さらに両首脳は、ウクライナ情勢について重大な懸念を持って注視するとともに、ウクライナの主権及び領土の一体性に対する一貫した支持を確認し、連携していくことで一致しました。
  5. 両首脳は、エネルギー、資源、気候変動等の分野においても日本とカナダで連携していくことで一致しました。

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