外務省・新着情報

令和4年2月11日
  1. 2月9日から11日まで、フランス・ブレストにおいて、エマニュエル・マクロン・フランス大統領主催の下でワン・オーシャン・サミット(One Ocean Summit)が開催され、世界各国の政府、自治体、民間団体、市民社会、有識者等のリーダーが参加し、海洋に関する様々なテーマについて議論が行われました。このうち、11日に実施されたハイレベル・セグメントには、岸田文雄内閣総理大臣が概要以下のビデオ・メッセージを送る形で参加しました。
  • (1)日本は、海洋をめぐる様々な課題について、世界をリードする取組を進めてきた。
  • (2)例えば海洋プラスチックごみ対策では、日本は、2050年までに追加的な汚染ゼロの実現を目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」を打ち出しており、来る国連環境総会に向け、新たな協定の交渉開始に向けた具体的な提案も行っている。途上国支援や国際的データベースの整備などを通じ、世界の海洋プラスチックごみ対策に一層貢献していく。
  • (3)海運・港湾の脱炭素化はパリ協定の目標達成を後押しするものであり、日本としてフランス提案の共同声明(注)を支持する。
  • (4)海洋国家・日本として、美しい海を守るべく、世界の皆様とともに、全力で取り組んでいく決意である。

 (注)本声明は、(ア)2028年までに、停泊中の船舶に対する陸地からの電力供給に最善を尽くすこと、(イ)環境船舶指数(Environmental Ship Index)等に基づく仕組みによって環境負荷の少ない船舶に対する入港料を減免し、総じて船舶航行の環境への配慮の向上に向けた行動を促進すること、についてコミットする内容。我が国からは、東京港、横浜港、大阪港、神戸港が署名し、国土交通大臣がエンドースする形で参加した。

  1. なお、このハイレベル・セグメントでは、フランスを始めとする他の参加者からも、海洋関係の施策及び取組に関する説明・紹介やコミットメントの表明などがなされました。
[参考]


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