外務省・新着情報

令和4年2月15日
外相テレビ会談で発言する林外務大臣の様子
日ニュージーランド外相テレビ会談の様子

 2月15日、午後3時00分から30分間、林芳正外務大臣は、ナナイア・マフタ・ニュージーランド外務大臣(Hon. Nanaia Mahuta, Minister of Foreign Affairs of New Zealand)とテレビ会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、本年は、日・ニュージーランド外交関係樹立70周年であり、マフタ大臣と協力して、両国の「戦略的協力パートナーシップ」を更に強固にする取組を進めていきたい旨述べました。また、両大臣は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、関係国とも連携しつつ、具体的な取組を進めていくことの重要性を確認しました。
  2. 両大臣は、地域情勢についても意見交換を行い、東シナ海での緊張を高めるいかなる一方的行動や南シナ海における一方的な現状変更の試み、経済的威圧に強く反対することで一致しました。また、両大臣は、一連のミサイル発射を始めとする北朝鮮情勢について意見交換し、拉致問題を含む北朝鮮への対応において、引き続き連携していくことを確認しました。
  3. 両大臣は、太平洋島嶼国との協力における連携深化の重要性を確認しました。その中で、林大臣から、火山噴火及び津波被害を受けたトンガに対する支援に際してのニュージーランドとの緊密な協力を歓迎し、両大臣は、今後、トンガの中長期的な復興に向けた支援においても連携していくことを確認しました。
  4. 両大臣は、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(TPP11協定)についても戦略的な観点も踏まえて率直な議論を行い、同協定のハイスタンダードや基本的価値を維持する重要性について一致しました。
  5. また、両大臣はウクライナ情勢についても議論を行い、ウクライナの主権及び領土一体性を一貫して支持するとともに、緊張緩和に向けて外交的取組を継続することで一致しました。

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