外務省・新着情報

令和4年2月15日

 2月15日、午後4時33分から約20分間、岸田文雄内閣総理大臣は、ウァズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長(H. E. Dr. Ursula von der Leyen, President of the European Commission)との間で電話会談を実施したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 両首脳は、ウクライナ情勢について、重大な懸念を持って注視するとともに、ウクライナの主権及び領土の一体性に対する一貫した支持を確認し、緊張緩和に向けて引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
  2. フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長から、欧州における天然ガス不足への懸念に触れつつ、日本政府によるLNGの欧州への融通について深甚なる謝意が述べられたのに対し、岸田総理大臣から、価値観を共有する同盟国・同志国との連帯を示す観点から、日本企業が取り扱うLNGのうち余剰分を欧州に振り向けることとした旨述べ、両首脳は、エネルギー安全保障確保のために引き続き連携していくことを確認しました。
  3. フォン・デア・ライエン欧州委員長から、EU戦略「グローバル・ゲートウェイ」について説明したのに対し、岸田総理大臣から、これを評価しており、引き続き日EU連結性パートナーシップに基づき連携したい旨述べました。
  4. 両首脳は、次回の日EU定期首脳協議を見据え、幅広い分野での日EU協力を強化、促進していくことで一致しました。

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