外務省・新着情報

令和4年2月16日

 2月16日(現地時間同日)、パキスタン・イスラム共和国の首都イスラマバードにおいて、我が方、和田充広駐パキスタン・イスラム共和国日本国特命全権大使と先方、佐藤美央・国際移住機関(IOM)パキスタン事務所長(Ms. SATO Mio, Chief of Mission, IOM Pakistan Office)との間で、無償資金協力「国境管理能力向上計画(IOM連携)」(供与額3.99億円)に関する書簡の交換が行われました。

  1. パキスタンでは、国境管理当局の設備・機材不足や専門知識・能力の不足によって国境管理が脆弱な状態が恒常化しています。特に今般のアフガニスタン情勢の混乱に乗じて、テロリストや人身売買などを含む重大犯罪に関わる者が国境を越えてパキスタンに流入するリスクは高まっており、パキスタンの国境管理能力向上は同国及び地域の安定のために喫緊の課題となっています。
  2. この計画は、IOMとの連携の下、パキスタンの主要な国際空港、国境管理ポイント等において、国境管理のための施設改善及び機材供与を行うとともに国境管理官の能力強化のための研修等を行うものです。この協力により、同国の国境管理能力強化に貢献し、同国及び地域の安定に寄与することが期待されます。
(参考)パキスタン・イスラム共和国基礎データ

 パキスタン・イスラム共和国は、面積約79.6万平方キロメートル(日本の約2倍の大きさ)、人口2.2億人(2020年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)1,280米ドル(2020年、世界銀行)。


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