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冒頭発言 林大臣のドイツ訪問

【林外務大臣】本日、今からですが、ドイツのミュンヘンに向かいます。明日19日に行われるG7外相会合に出席いたしまして、予断を許さない状況が続きますウクライナ情勢について、基本的価値を共有するG7のカウンターパートと率直な意見交換を行って、連携を確認したいというふうに考えております。
 併せて、ミュンヘンでは、各国の外相との会談を行うとともに、ミュンヘン安全保障会議のインド太平洋を扱うパネル・ディスカッション、これにも参加を予定しているところでございます。私(林大臣)からは以上です。

G7外相会合出席

【NHK 青木記者】G7外相会合ですが、ウクライナ情勢については、具体的に今どのような考え方を発信していくかと、それからパネル・ディスカッションですか、これは、日本政府としては、どういう役割というのを訴えていかれるご予定ですか。

【林外務大臣】まず、ウクライナ情勢については、日本としても、自らの問題として、外交努力を継続してきておりまして、昨日は、岸田総理自らプーチン大統領と電話会談をいたしました。その中で、ウクライナ情勢については、重大な懸念を持って注視をしている、力による一方的な現状変更ではなく、外交交渉により、関係国にとって受け入れられる解決方法を追求すべきである。こうした旨、働きかけたところでございます。
 G7外相会合では、ウクライナ情勢について、様々な側面から議論されると考えますけれども、日本として、G7の外相との間で、しっかりと連携を確認したいと思っております。
 また、ミュンヘン安全保障会議では、インド太平洋をテーマにしたパネル・ディスカッションへの参加を予定しておりまして、法の支配に基づく国際秩序の重要性が一層認識をされる中で、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた取組を推進させていくこと、これが重要であるという旨、発信をしていければというふうに思っております。

【読売新聞 阿部記者】G7外相会合について。日本はG7の中で、唯一のアジアのメンバーであるわけですが、そのことを踏まえて、G7外相会合では、議論にどういうふうに貢献していきたいとお考えですか。

【林外務大臣】そうですね、外相会合の議論の内容を予断することは差し控えたいわけですが、ウクライナ情勢について、様々な側面から議論されることとなると思っております。
 昨日、総理も会合でおっしゃったように、これはアジアに対する影響なしとしない、というような趣旨のこともおっしゃっておられました。そういった立場からも、しっかりと議論し、連携をしっかりと確認をしていきたいというふうに思っております。

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