外務省・新着情報

令和4年2月21日

 2月20日(現地時間同日)、エジプト・アラブ共和国の首都カイロにおいて、我が方、岡浩駐エジプト・アラブ共和国日本国特命全権大使と先方ファズルール・ハック国際連合児童基金(UNICEF)在エジプト事務所副代表(Dr. Fazlul Haque,Deputy Representative, UNICEF Egypt Country Office)との間で、供与額3.92億円の無償資金協力「新型コロナウイルスワクチン接種拡大計画(UNICEF連携)」に関する書簡の交換が行われました。

  1. 世界的な新型コロナウイルス感染症拡大の中、エジプトはワクチン接種率の向上を目指していますが、不十分なワクチン管理体制、財政負担能力の脆弱性により、結果としてワクチンが廃棄されるケースが後を絶ちません。加えて、コールド・チェーンの整備状況には都市部と辺境部の間で大きな格差が発生しており、辺境部におけるコールド・チェーン整備が不十分であることが大きな問題となっています。
  2. この協力は、コールド・チェーン整備が喫緊の課題となっているエジプトに対し、国際機関(UNICEF)と連携する形でワクチン保冷用冷蔵車等の機材供与や現地医療チームの訓練等を行うものです。
  3. この協力は、エジプトのワクチン接種率向上及び医療従事者の人材育成をもって、同国の社会的包摂の促進に資するものです。
(参考)エジプト・アラブ共和国基礎データ

 エジプト・アラブ共和国の面積は約100万平方キロメートル(日本の約2.7倍)。人口は1億39万人(世界銀行、2019年)、1人当たり国民総所得(GNI)は約2,690米ドル(世界銀行、2019年)。


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