外務省・新着情報

令和4年2月23日

 天皇陛下が本日62歳の御誕生日をお迎えになられたことに、謹んでお祝いを申し上げます。

 天皇陛下におかれましては、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中においても、皇后陛下と御一緒に、様々な行事へのオンラインでの御参加を通じ、国民とのふれあいを大切にされてきました。また、オンラインによる交流だけでなく、昨年は、新たに35か国の駐日大使から信任状捧呈を御対面でお受けいただいたほか、我が国を離任された多くの駐日大使を御引見いただきました。加えて、東京2020オリンピック競技大会開会式に出席するために訪日された11か国からの外国要人にも御面会いただきました。日本と各国との友好親善関係をより深く、豊かなものにするため御尽力いただいていることに対し、改めて深く感謝申し上げます。

 現在、国際社会は時代を画する変化の中にあります。新型コロナウイルス感染症の拡大がもたらす危機や、これまで国際社会の平和と繁栄を支えてきた普遍的な価値、国際秩序に対する挑戦の継続など、対応すべき課題が多くあります。

 こうした中で、先人たちの努力により世界から得た日本への信頼を基礎に、普遍的価値を守り抜く覚悟、日本の平和と安定を守り抜く覚悟、そして人類に貢献し、国際社会を主導する覚悟、これら三つの「覚悟」を持って、更なる日本外交のフロンティアを切り拓いていくべく、対応力の高い「低重心の姿勢」で外交を進めていきます。

 昨年は愛子内親王殿下が御成人を迎えられ、両陛下を始めとする御皇族、国民にとり喜ばしい年となりました。ここに改めて、皆さまと共に、天皇陛下の益々の御健勝と皇室の御繁栄、そしてこのメッセージを御覧いただいている皆様の御健勝をお祈りし、祝賀の御挨拶とさせていただきます。


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