外務省・新着情報

令和4年2月25日
在外公館科学技術担当官会議の開催1
在外公館科学技術担当官会議の開催2
在外公館科学技術担当官会議の開催3

 2月24日、外務省は、主要科技先進国に所在する在外公館の科学技術担当官らを集め、オンライン形式で「在外公館科学技術担当官会議」を開催しました。

  1. 外務省では、現在までに53の在外公館に科学技術担当官を配置して科学技術外交を推進してきており、一層の取組強化に向けて、今般「在外公館科学技術担当官会議」を開催しました。
  2. 本会議は、主要科技先進国に所在する20の大使館・総領事館・日本政府代表部の科学技術担当官を対象に、松本洋一郎外務大臣科学技術顧問、狩野光伸外務大臣次席科学技術顧問及び池松軍縮不拡散・科学部審議官らの本省関係者、並びに関連府省・機関等の関係者らを含む総勢約75名が参加して開催されました。
  3. 本会議では、科学技術外交の推進に係る諸施策の現状や今後、経済安全保障を巡る最近の内外情勢、我が国及び主要国の科学技術・イノベーション関連の主要戦略・方針や政策の動向等について関係者間で活発に議論を行って認識を共有すると共に、海外において国際共同研究等に携わる研究開発法人関係者や、海外に拠点を置き最先端の研究に従事する研究者らも交え、我が国の科学技術外交や関連政策等への期待や在外公館の更なる活用につき議論しました。
  4. 本会議を通じて、在外公館の科学技術担当官を含む科学技術外交ネットワークの関係者間での連携を一層強化すると共に、各公館における科学技術外交に関する取組をより効果的に実施することが期待されます。
(参考1)科学技術担当官

 平成20年7月以来、現在までに53の在外公館に「科学技術担当官」を任命。主に、(1)我が国の科学技術力や研究者の国際ネットワークを活用して、国家間の関係構築・強化や国際貢献を行うとの側面(Science for Diplomacy)や、(2)外交活動を通じて、科学技術分野での二国間・多国間の協力や我が国の科学技術の振興を促進するという側面(Diplomacy for Science)から、関連する取組に従事している。

(参考2)外務大臣科学技術顧問(外務省参与)

 平成27年9月、外務大臣科学技術顧問として、岸輝雄東京大学名誉教授が任命され、令和2年4月1日、後任として、松本洋一郎東京理科大学学長が外務大臣科学技術顧問に就任。外務大臣科学技術顧問は、外務大臣の活動を科学技術面でサポートし、各国の科学技術顧問・国内外の科学技術分野の関係者との間で連携やネットワークの強化を図りながら、各種外交政策の企画・立案における科学技術の活用等について外務大臣及び関係部局に対し助言を行う。また、我が国の科学技術イノベーションにつき対外発信を行うとともに、外務省員の科学技術リテラシー強化を図る。
 なお、平成31年4月には、外務大臣次席科学技術顧問として、狩野光伸岡山大学教授が就任。


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