外務省・新着情報

令和4年2月25日

 2月25日、午後8時30分から約15分間、林芳正外務大臣は、ドミトロ・クレーバ・ウクライナ外務大臣(H.E. Mr. Dmytro KULEBA, Minister for Foreign Affairs of Ukraine)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、ロシアの侵略によりお亡くなりになったウクライナ市民の方々にお悔やみを申し上げるとともに、被害を受けられた方々にお見舞いを申し上げる、日本がこれからもウクライナと共にあることをお伝えすべくお電話した旨述べました。これに対し、クレーバ外相から、日本の姿勢と協力に深い感謝の意が表されました。
  2. ウクライナ情勢に関し、林大臣から、今回のロシアによる侵略を始めとする一連の行動は、ウクライナの主権及び領土一体性を侵害し、武力の行使を禁ずる国際法の重大な違反であり、決して認められないこと、力による一方的現状変更は、国際秩序の根幹を揺るがすものであり、ロシアを強く非難する旨述べました。また、林大臣から昨24日に駐日ロシア大使を召致し、このような立場を強く申し入れた旨述べました。これに対し、クレーバ外相から、現在の情勢について詳細な説明がなされました。
  3. 林大臣から、少なくとも1億ドル規模の借款によるウクライナ支援を緊急に供与する用意がある旨を改めて伝達するとともに、既に発表済みの制裁措置に加えて、(1)資産凍結と査証発給停止、(2)金融分野での制裁、(3)半導体などの輸出管理の厳格化の3つの分野における対露制裁措置を速やかに実施する旨述べました。
  4. 両大臣は、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

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