外務省・新着情報

令和4年3月2日

 3月2日、林芳正外務大臣はジュネーブ軍縮会議(CD)公式本会議のハイレベル・セグメントにおいて事前収録(2月25日収録)の形で演説を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 林大臣は、冒頭、国際社会は唯一の多数国間軍縮交渉機関である軍縮会議(CD)を再活性化させるべきである旨述べました。
  2. また、林大臣は、厳しさを増す安全保障環境の中、関連する諸国を巻き込んだ軍備管理・軍縮の取組が進むよう、関係国と引き続き意思疎通を図るとし、引き続き全ての国に対し、軍事能力や軍事政策の透明性の向上等の信頼醸成措置の強化を求める旨述べました。
  3. さらに、林大臣は、唯一の戦争被爆国として、日本が核兵器のない世界に向けた国際的な取組を主導することにコミットしている旨述べるとともに、核兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)の即時交渉開始及び包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効の重要性を改めて強調しました。その上で、核兵器不拡散条約(NPT)の維持・強化のための日本の取組を説明しつつ、岸田総理大臣が「核兵器のない世界に向けた国際賢人会議」を立ち上げることを発表した旨説明しました。
  4. また、林大臣は、現下のウクライナ情勢及び北朝鮮の核・ミサイル活動に関する我が国の立場を説明しました。なお、最新の状況を踏まえ、小笠原軍縮代表部大使が議場において追加的なステートメントを行いました。

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