外務省・新着情報

令和4年3月3日

 3月3日、午後5時20分から約20分間、林芳正外務大臣は、ルトノ・L・P・マルスディ・インドネシア共和国外務大臣(H.E. Ms. Retno Lestari Priansari Marsudi, Minister for Foreign Affairs of the Republic of Indonesia)とウクライナ情勢及びミャンマー情勢を中心に電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 林大臣から、今般のロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更かつ世界全体の秩序の根幹を揺るがすものであり、強く非難する、緊密に連携して対応していきたい旨述べました。これに対し、ルトノ大臣からインドネシアも同様の立場である旨説明があり、両大臣は引き続き緊密に連携していくことを確認しました。
  2. 両大臣はミャンマー情勢に関しても意見交換を行いました。林大臣から日本がASEANの取組を全力で後押しする旨伝達し、「5つのコンセンサス」の実施状況につき意見交換しました。ルトノ大臣からは、ASEANにおけるインドネシアの取組について説明がありました。両大臣は、ミャンマー問題への対応に関し、今後も緊密に連携していくことで一致しました。
  3. 両大臣は、「自由で開かれたインド太平洋」と「インド太平洋に関するASEANアウトルック」の実現、インフラ開発、人材育成、海上保安等の協力の具体化に向けた連携につき議論しました。
  4. 両大臣は、東シナ海、南シナ海や北朝鮮といった課題について引き続き連携していくことを確認しました。

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