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令和4年3月4日
4日、東京コンベンションホールにおいて、第15回日本国際漫画賞授賞式がオンライン形式で開催されました

 3月4日、東京コンベンションホールにおいて、第15回日本国際漫画賞授賞式がオンライン形式で開催されました。

  1. 「日本国際漫画賞」は、海外への漫画文化の普及と漫画を通じた国際文化交流に貢献した漫画家を顕彰するもので、平成19年に外務省が創設した賞です。第15回を迎える本年は、76の国・地域から過去最多となる483作品の応募があり、最優秀賞1作品(オランダ)、優秀賞3作品(ウクライナ、スペイン、台湾)を含む受賞14作品が選ばれました。なお、ウクライナの受賞者は、今回の授賞式への参加を辞退しました。
  2. 授賞式では、海外からオンラインで参加した最優秀賞及び優秀賞の受賞者に対して、鈴木貴子外務副大臣から賞状が、里中満智子審査委員長からトロフィーがそれぞれ授与されました。鈴木副大臣は挨拶の中で、日本の漫画は、戦後の平和な生活の中で自由な表現活動への渇望と共に大きく花開いていったものであり、節目の第15回日本国際漫画賞で、今一度、平和を思う心を呼び覚まし、そして新たな創造を促していく旨述べました。また、授賞式に続けて開催された講評会では、里中審査委員長から、「漫画に国境はない。素晴らしい物語、心を打つ言葉、理解を促す絵、それらを訴えるキャラクターがあれば、それで世界は一つになれると信じている。世界が共感の絆で結ばれるよう祈っている。」との言葉がありました。
  3. 授賞式及び講評会には、実行委員のフレデリック・L・ショット氏がオンラインで参加した他、会場にて梅本和義・国際交流基金理事長、白石さや氏、杉山恒太郎氏、横田清氏、審査委員の赤松健氏、大島誠氏、永野のりこ氏、吉留博之氏が出席しました。また、セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使が来賓として授賞式に列席しました。
(参考1)日本国際漫画賞とは

 世界に広がる漫画文化を通じて国際交流と相互理解の輪を広げることを目的として、平成19年に麻生太郎外務大臣(当時)が創設。


(参考2)応募作品の概要

 第15回目となる今回の日本国際漫画賞では、76の国・地域から過去最高となる483作品の応募があった。応募の多かった国・地域は、中国(第1位:88作品)、台湾(第2位:49作品)、タイ(第3位:30作品)。

(参考3)第15回日本国際漫画賞審査委員会のメンバー(委員長を除き50音順)

 里中満智子氏(漫画家)【委員長】
 赤松健氏(漫画家)
 大島誠氏(元漫画雑誌編集者)
 永野のりこ氏(漫画家)
 吉留博之氏(元漫画雑誌編集長)

(参考4)第15回日本国際漫画賞実行委員会のメンバー

 林芳正 外務大臣【委員長】
 梅本和義 国際交流基金理事長
 白石さや氏 東京大学名誉教授
 杉山恒太郎氏 株式会社ライトパブリシテイ代表取締役社長
 フレデリック・L・ショット氏 通訳・翻訳家・作家
 横田清氏 小学館監査役


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