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令和4年3月8日
日英21世紀委員会第38回合同会議で冒頭挨拶を行う林外務大臣の様子
オンラインで開催される日英21世紀委員会第38回合同会議の様子

 3月8日、日英21世紀委員会第38回合同会議(オンライン会議形式)第一日目が開催され、林芳正外務大臣が出席し冒頭挨拶を行いました。 

  1. 冒頭挨拶において、林大臣は、日英21世紀委員会は設置以来、国会議員、産業界やメディア、学界等からの参加を得て、日英両国にとって重要な事柄について有意義な議論を行うことで、日英関係の発展のために比類ない重要な役割を担ってきたとして、本会議の開催に尽力された方々に敬意を表しました。
  2. 林大臣はウクライナ情勢に言及し、今回のロシアによる侵略は、力による一方的な現状変更であり、国際秩序全体の根幹を揺るがすもの、国際法の重大な違反であり、決して認められず厳しく非難する、英国をはじめ国際社会と連携して厳しい措置を執っていく旨述べました。
  3. さらに、日本は、英国がインド太平洋への関与を拡大し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力の一層の推進に道筋をつけたことを歓迎するとして、昨年の英空母打撃群の日本寄港に象徴される安全保障・防衛分野の協力に触れつつ、今回の会議の議題である経済安全保障や新型コロナ対応を含むグローバルな共通の課題の克服により強力な国際協力を構築することが急務となっており、日英両国が引き続き共にリーダーシップを発揮していきたい旨述べました。
(参考)日英21世紀委員会

 日英21世紀委員会は、中曽根康弘内閣総理大臣(当時)とマーガレット・サッチャー英首相(当時)との合意に基づき、日英間の協力のあり方を検討するために1985年に設置された賢人会議で、日英双方の政界、経済界、学界等からハイレベルの出席による合同会議が毎年一回日英交互に開催されています。
 今回の第38回合同会議はオンライン形式にて、3月8日と11日の2日間にわたり行われます。


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