経産省・新着情報
2022年2月4日
1.背景
2050年カーボンニュートラルの実現に向けては、再生可能エネルギー等の既に脱炭素の水準にある取組に加えて、CO2多排出産業が着実に脱炭素化に向かうための移行(トランジション)の取組への資金供給を促進していくことが重要です。
経済産業省は、環境省、金融庁と共同して2021年5月に「クライメート・トランジション・ファイナンスに関する基本指針」(以下「基本指針」)を策定しました。基本指針は、「トランジション・ボンド/ローン」とラベリングをするための基本的考え方を整理したものです。
経済産業省では、CO2多排出産業の2050年カーボンニュートラル実現に向けた具体的な移行の方向性を示すため、「経済産業分野におけるトランジション・ファイナンス推進のためのロードマップ策定検討会」(座長:地球環境産業技術研究機構(RITE)システム研究グループリーダー 秋元圭吾)を開催し、鉄鋼、化学に続き、今般、トランジション・ファイナンスに関する電力、ガス、石油分野におけるロードマップをとりまとめました。
今後、紙・パルプ、セメントについてもロードマップを策定する予定です。
2.概要
本ロードマップでは、我が国の2050年カーボンニュートラル実現に向けて、科学的根拠に基づいて、現状利用可能な省エネ・高効率化、燃料転換等の着実な低炭素への取組に加え、将来的な革新技術についても、国内の各政策及び国際的なシナリオ等を参照し、背景や時間軸とともに表しています。
企業がトランジション・ファイナンスを活用した気候変動対策を検討するにあたり、本ロードマップを参照することを想定しています。また、金融機関等においては、企業が資金調達を行う際に、脱炭素に向けた企業の戦略・取組がトランジション・ファイナンスとして適格かどうかを判断する際の一助になると考えています。
関連資料
- 「トランジション・ファイナンス」に関する電力分野におけるロードマップ
- 「トランジション・ファイナンス」に関するガス分野におけるロードマップ
- 「トランジション・ファイナンス」に関する石油分野におけるロードマップ
関連リンク
- 「クライメート・トランジション・ファイナンスに関する基本指針」を策定しました
- クライメート・トランジション・ファイナンスのためのロードマップ策定に向けた検討会の設置及びモデル事業に係る事例の募集について
- トランジション・ファイナンス
担当
-
トランジション・ファイナンス全般
産業技術環境局 環境経済室長 梶川
担当者:小川、松本電話:03-3501-1511(内線 3453~3455)
03-3501-1770(直通)
03-3501-7697(FAX) -
電力分野ロードマップ
資源エネルギー庁電力基盤整備課長 小川
担当者: 武本、野瀬、黒木電話:03-3501-1511(内線 4761)
03-3501-1749(直通)
03-3580-8591(FAX)
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ガス分野ロードマップ
資源エネルギー庁電力・ガス事業部
ガス市場整備室長 野田
担当者: 向井、入江電話:03‐3501-1511(内線4751)
03-3501-2963(直通)
03-3580-8541(FAX)資源エネルギー庁資源・燃料部
石油流通課長 永井
担当者: 橋爪、吉野電話:03-3501-1511(内線 4661)
03-3501-1320(直通)
03-3580-1837(FAX) -
石油分野ロードマップ
資源エネルギー庁資源・燃料部
石油精製備蓄課長 細川
担当者: 桑村、田中電話:03-3501-1511(内線4651)
03-3501-1993(直通)
03-3580-8467(FAX)