外務省・新着情報

冒頭発言

海外在留邦人等向けワクチン接種(3回目追加接種)

【小野外務報道官】まず私から、本日は海外在留邦人向けワクチン接種事業について申し上げます。
 現在、海外在留邦人向けワクチン接種事業では、羽田空港で週3回、1回目・2回目の新型コロナワクチンの接種を行っており、昨年8月以降、本年2月末までに約3万5,000回の接種を実施をしてきています。
 今般、在留邦人の方々等を対象とした第3回目の接種を、3月14日より新たに開始いたします。対象となるのは、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカのいずれかのワクチンの2回目接種を受けてから、6か月以上が経過をした18歳以上の方々となります。なお、これらのワクチンを接種していない方に対する1回目・2回目の接種につきましても、引き続き実施をしていきます。なお、これらのワクチンを接種していない方や、これらのワクチンではなく、他のワクチンを接種した方は、引き続き、1回目・2回目として接種を受けることも可能となっています。
 追加接種の予約は、日本時間の本日17時、午後5時から開始をいたします。詳細につきましては、外務省の海外安全ホームページをご覧いただければと思います。 なお、5歳から11歳までの、子どもに対するワクチン接種についてですが、こちらにつきましても、4月中旬を目途に開始する方向で、現在関係省庁と調整中であります。私からは以上です。

ウクライナ情勢(在留邦人の退避状況)

【朝日新聞 相原記者】ウクライナ情勢について伺います。先日、ウクライナのリヴィウに設けていた大使館員が一時退避しました。その後、ウクライナの在留邦人の最新の数字と、あとロシアについても、今「レベル3」まで全部引き上げておりますが、ロシアの在留邦人、確か2,400ぐらいだったと思いますが、その後、外務省等の呼びかけや、企業も引き上げ等を始めていますが、今、数字、どのような最新の数字になっているのか、それを併せてお尋ねします。

【小野外務報道官】まず、現在のウクライナにおける在留邦人の方々の人数ですけれども、約80名ということです。現在までに、在留邦人の方々の生命と身体に被害が及んでいるという情報には接しておりません。いずれも多くの方々は、ウクライナ人の配偶者をお持ちの方であるとか、現地に生活の基盤がある方々と認識をしています。
 我々としては、在留邦人の方々の退避に向けて、引き続き、最大限取り組んでまいりたいと思っています。実際のところ、先ほど、リヴィウの件もご質問いただきましたけれども、在ウクライナ大使館は、これまで全在留邦人の方々に対し、館員総出で、個別の電話を通じて何度も出国を働きかけてきており、退避の呼びかけも行ってきています。また加えて、領事メールも連日発出をして、出国先の入国要件といった情報も含む、様々な情報提供を行って、退避の支援をしてきているところです。また個別の、電話での相談や問い合わせにも応じてきています。
 今、リヴィウは、7日のタイミングで、情勢が一層緊迫しているということで、一時的に、そこに勤務していたウクライナ大使館の者が国外に移転をしておりますけれども、このリヴィウの事務所も情勢が落ち着き次第、執務を再開する予定となっておりますし、我々としては、引き続き、出国支援や安全確保に最大限取り組んでいくという方針であります。
 また、ロシアにつきましても、ご指摘のとおり、在留邦人は約2,400と認識をしています。こちらにつきましても、先日、渡航中止勧告にレベルを上げたところですので、大使館を通じて、正確な情報発信など、様々な形での働きかけを行ってまいります。

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