外務省・新着情報

令和4年3月10日

 3月10日(現地時間同日)、ネパールの首都カトマンズにおいて、我が方、菊田豊駐ネパール日本国特命全権大使と先方、マドゥ・クマル・マラシニ財務省次官(Mr. Madhu Kumar Marasini, Secretary, Ministry of Finance)との間で、総額25億4,100万円を供与限度額とする無償資金協力「ビラトナガルにおける上水道改善計画」に関する交換公文の署名及び書簡の交換が行われました。

  1. ネパールの第三の人口規模のビラトナガル市はインドとの国境付近に位置し、インドのコルカタ港ともつながる物流拠点として今後さらなる発展が見込まれている都市です。しかし、同市の上水道普及率は限定的である上、水道へのアクセスのない多くの市民が利用している浅井戸からは鉄・マンガンに加えて大腸菌が検出されており、給水状況の改善が急務となっています。
  2. この協力は、ビラトナガル市において、上水道施設の更新及び拡張を行うものです。この協力により、同市における水質改善及び安定した給水の実現を図り、もって同市の公衆衛生の向上と生活環境改善に寄与することが期待されます。
(参考)ネパール基礎データ

 ネパールは面積14.7万平方キロメートル(北海道の約1.8倍)、人口約2,914万人(2020年、世界銀行)、1人当たり国民総所得(GNI)は1,190 ドル(2020年、世界銀行)。


発信元サイトへ