外務省・新着情報

令和4年3月12日

 3月11日、マレーシアを訪問中の安倍晋三総理特使は、イスマイル・サブリ・マレーシア首相(H.E. Dato’ Sri Ismail Sabri bin Yaakob, Prime Minister of Malaysia)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、安倍総理特使から、本年の日・マレーシア外交関係開設65周年及びマレーシアの東方政策40周年の機会を捉え、両国の関係を一層発展させていきたい旨述べるとともに、岸田総理大臣からの親書を手交しました。また、東方政策は二国間関係の基礎をなすものであり、コロナ禍であっても両国の人的交流を活発化させていきたい旨述べました。これに対して、イスマイル・サブリ首相から、安倍総理特使の訪問を歓迎する旨述べた上で、総理特使の訪問や本年行われる多くの周年事業を機に、二国間関係を更に強化していきたい旨述べました。
  2. 両者は、新型コロナ対策やポスト・コロナの経済回復における連携、また、安全保障や海上保安分野、筑波大学分校開校等の二国間協力について意見交換を行いました。その上で両者は、両国が民主主義や法の支配等の基本的価値や戦略的利益を共有する戦略的パートナーとして連携を一層強化していく必要性について一致しました。
  3. 両者は、ウクライナ情勢、東シナ海・南シナ海情勢、ミャンマー情勢等、国際情勢や地域における様々な課題についても意見交換を行いました。また、両者は北朝鮮情勢についても取り上げ、安倍総理特使から拉致問題について理解と協力を求めました。

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