外務省・新着情報

令和4年3月14日
ボリッチ新大統領個別表敬(写真提供:チリ大統領府)
ピニェラ前大統領個別表敬(写真提供:チリ大統領府)
日チリ修好125周年記念式典

 3月10日から12日にかけて、小田原潔外務副大臣は、特派大使としてチリ共和国を訪問し、ガブリエル・ボリッチ・フォント・チリ共和国大統領(H.E. Mr. Gabriel Boric Font, President of the Republic of Chile)の就任式に出席したほか、10日、大統領就任を翌日に控えたボリッチ次期大統領等を表敬したところ、概要以下のとおりです。

  1. 3月11日、バルパライソに所在するチリ国会議場においてチリ共和国大統領就任式が行われ、ボリッチ大統領就任宣誓式等が執り行われました。小田原特派大使は、就任式の他、シチェス内務治安大臣主催レセプション等に出席しました。
  2. これに先立つ10日、小田原特派大使は、ボリッチ次期大統領と約25分間、サンティアゴ区役所において表敬しました。小田原特派大使から、大統領就任に祝意を表明しつつ、岸田総理大臣からの祝意を伝達する親書を手交しました。ボリッチ次期大統領からは、小田原特派大使のチリ訪問を歓迎する、日本との二国間関係を強化していきたい、日本文学及び日本文化に高い関心を有する旨発言がありました。小田原特派大使から、両国は民主主義、人権、法の支配といった基本的価値を共有する戦略的パートナーであり、日チリ外交関係樹立125周年に当たる本年、伝統的な友好関係を更に深化させたい旨述べました。また、TPP11の早期締結への期待を伝えるとともに、通信インフラ、水素、防災等幅広い協力、交流も一層深めたい旨述べました。
  3. 小田原特派大使はまた、同日、ウレホラ次期外務大臣とも約25分間、アンドレス・ベジョ外交官学校において会談しました。小田原特派大使から、中南米で人権分野に長く関わってきたウレホラ女史の外務大臣就任を祝すとともに、二国間関係や地域情勢について更に詳細な意見交換を行いました。両者は、日チリ関係の一層の発展に向け、共に取り組んでいくことで一致しました。
  4. さらに、同日、小田原特派大使は、ピニェラ大統領と約20分間、大統領府において表敬しました。小田原特派大使から、ピニェラ政権下における二国間関係強化への尽力に謝意を表明するとともに、政権1期目、東日本大震災の翌年の2012年3月の被災地訪問、翌2013年の復興のシンボル、また両国の友好と連帯の証としてのモアイ像レプリカの寄贈に改めて感謝を伝えました。ピニェラ大統領からは、訪日を懐かしく思う、退任後も日チリ関係の増進に努めていきたい旨発言がありました。
  5. このほか、小田原特派大使は、日チリ修好125周年記念式典に出席したほか、チリで活躍する日本企業関係者や日系人の方々と意見交換を行いました。

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