外務省・新着情報

令和4年3月15日

 3月15日、午後6時10分から約15分間、岸田文雄内閣総理大臣は、ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン・アブダビ皇太子兼アラブ首長国連邦軍副最高司令官(H.H. Sheikh Mohamed bin Zayed Al Nahyan, Crown Prince of Abu Dhabi and Deputy Supreme Commander of the UAE Armed Forces)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、UAEは日本の戦略的パートナーであり、ムハンマド皇太子と緊密な関係を築いていきたい、また、ドバイ万博の成功に祝意を表したい旨述べました。これに対し、ムハンマド皇太子から、日本との二国間関係強化への一層の期待が表明され、またドバイ万博への日本の参加について謝意が述べられました。
  2. 双方は、ウクライナ情勢について意見交換し、国連安保理非常任理事国を務めるUAEと引き続き緊密に連携して対応していくことを確認しました。また、双方は、ウクライナ情勢を受けた原油価格の高騰への対応についても意見交換しました。岸田総理からOPECメンバーとしてのUAEの更なる積極的な貢献を働きかけ、双方は、国際原油市場の安定化のための連携を確認しました。さらに、岸田総理大臣から、ロシア在留邦人の帰国手段の確保に関しUAEの協力を要請し、ムハンマド皇太子から、日本と引き続き緊密に連携したいと述べました。
  3. 双方は、本年が日・UAE外交関係樹立50周年であることを踏まえ、「包括的・戦略的パートナーシップ・イニシアチブ(CSPI)」枠組文書への早期署名を含め、引き続き様々な分野で二国間関係を強化していくことで一致しました。
  4. 更に、双方は、イエメン及びイランといった中東情勢についても意見交換し、引き続き連携していくことを確認しました。

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