外務省・新着情報

令和4年3月16日

 3月16日、午後8時45分から約25分間、林芳正外務大臣は、ガブリエリウス・ランズベルギス・リトアニア共和国外務大臣(H.E. Mr. Gabrielius LANDSBERGIS, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Lithuania)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、リトアニアの日本との関係重視の姿勢を評価する、本年両国は友好100周年を迎え、両国間の連携を深めていきたい旨述べ、両大臣は二国間関係の一層の発展や国際場裡での連携について一致しました。
  2. ウクライナ情勢に関し、両大臣は、ロシアによるウクライナ侵略は、ウクライナの主権及び領土一体性を侵害し、国際法の深刻な違反、力による一方的現状変更であるとの認識で一致し、国際秩序の根幹を揺るがすロシアの暴挙を強く非難しました。また、林大臣から、ロシア軍の攻撃により民間人が多数死傷していることは断じて許せない、唯一の戦争被爆国である日本として核による威嚇も使用もあってはならないと考えている旨述べました。更に、林大臣から、ロシア及びベラルーシに対して強力な制裁措置を講じていること、リトアニアとともにICCに付託を行ったこと、ウクライナに対して自衛隊物資の提供や人道支援を行っていることにつき説明しました。ランズベルギス大臣からは、日本の取組を高く評価するとともに、EU及び同志国がロシアに対する強力な制裁を続けるとともに、ウクライナを更に支援していく必要がある旨発言がありました。
  3. 両大臣は、力による一方的な現状変更は世界中のどこであっても絶対に許してはならないとの認識で一致しました。さらに両大臣は、経済分野を含む威圧的な行動への懸念を共有し、サプライチェーンの強化を含めて同志国の連携を強化する必要性について一致しました。

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