外務省・新着情報

令和4年3月17日

 3月17日、午後7時45分から約20分間、岸田文雄内閣総理大臣は、ムハンマド・ビン・サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード・サウジアラビア王国皇太子兼副首相兼国防大臣(His Royal Highness Mohammed bin Salman bin Abdulaziz Al Saud, Crown Prince, Deputy Prime Minister and Minister of Defense, the Kingdom of Saudi Arabia)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、本年2月に続きムハンマド皇太子と電話会談を行うことができ喜ばしく思うとともに、3月11日に発生したイエメンのホーシー派によるリヤド製油所への攻撃を非難し、サウジアラビアとの連帯を表明しました。これに対し、ムハンマド皇太子から、イエメン情勢に関する日本の取組に対する高い評価が述べられました。
  2. 岸田総理大臣から、ウクライナ情勢につき、今回のロシアによる侵略は深刻な国際法違反の暴挙であり、国際社会が一致して対応することが重要であると指摘するとともに、戦略的パートナーであり、アラブ・イスラーム諸国の盟主であるサウジアラビアと引き続き緊密に連携したい旨述べ、双方は、ウクライナ情勢について、引き続き連携していくことで一致しました。
  3. 双方は、原油価格高騰対策について、突っ込んだ議論を行いました。岸田総理大臣から、原油市場安定化のためのサウジアラビアのリーダーシップを強く期待する旨伝え、双方は、原油市場の安定化、さらには、カーボン・ニュートラル時代に向けて協力を深化させていくことで一致しました。
  4. 双方は、「日・サウジ・ビジョン2030」を含む二国間関係についても意見交換を行い、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

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