外務省・新着情報

令和4年3月18日

 3月16日及び17日、第20回「気候変動に対する更なる行動」に関する非公式会合を、オンライン形式にて開催しました。

  1. この会合は、気候変動交渉について率直な議論を非公式な形で行うことを目的として、日本とブラジルが共同議長を務め、2002年より毎年東京において開催しているものです。本年は32の国及び機関から気候変動に関する首席交渉官等が出席しました。日本は赤堀毅地球規模課題審議官(大使)、ブラジル側からはパウリーノ・フランコ・デ・カリヴァーリョ・ネット外務副次官(Mr. Paulino Franco de Carvalho Neto, Ambassador, Secretary of National Sovereignity and Citizenship, Ministry of Foreign Affairs)が共同議長を務めました。
  2. 今回の会合では、英国・グラスゴーCOP26におけるパリ協定の実施指針の完成やグラスゴー気候合意の採択等の成果を振り返りつつ、本年11月にエジプト・シャルムエルシェイクで開催予定のCOP27で期待される成果及び当該成果を導くためのプロセス等について、意見交換を行い、参加国間の共通理解を醸成する上で有意義な機会となりました。
  3. 日本は、共同議長国として出席者の活発な議論を促したほか、COP27の成功に向けて各交渉議題の今後の対応方針の整理等を行い、積極的に議論に貢献しました。また、交渉についての日本としての意見を述べるとともに、日本の気候変動対策の取組について説明を行いました。
  4. 日本は、パリ協定が目指す脱炭素社会の実現のため、引き続き国際社会をリードしていきます。

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