外務省・新着情報

令和4年3月18日

 3月16日及び17日、第17回アジア不拡散協議(The 17th Asia Senior-Level Talks on Non-Proliferation:ASTOP)がテレビ会議形式で開催され、主催国である我が国のほか、ASEAN各国、中国、インド、韓国、豪州、カナダ、フランス、ニュージーランド、米国、EU、英国及びドイツから局長級の不拡散政策担当者等が参加しました。

  1. 冒頭、本協議の議長である池松英浩外務省軍縮不拡散・科学部審議官から、ロシアによるウクライナ侵略への非難及び原子力安全・核セキュリティ確保の重要性を表明し、ロシアに対する輸出禁止措置を含む我が国の制裁措置について説明するとともに、北朝鮮の核・ミサイル問題をはじめ、アジア地域には引き続き深刻な不拡散上の課題が存在している中で、本協議が不拡散上の共通目標に向けた取組や関係国間のパートナーシップを更に強化していくための機会になることを期待する旨述べました。
  2. 今回の協議においては、主に以下の点について、今後の具体的な行動につなげていくという観点から、活発な情報共有及び意見交換が行われました。
    (1)関連国連安保理決議の完全な履行を始めとする北朝鮮の核・ミサイル問題への取組
    (2)ウクライナ情勢をめぐる原子力安全・核セキュリティ問題への取組及びロシアに対する制裁措置
    (3)輸出管理の強化に関する各国の具体的な取組や課題、国連安保理決議第1540号履行にかかる能力構築支援
    (4)弾道ミサイルの拡散に立ち向かうためのハーグ行動規範(HCOC)の取組及び重要性

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