外務省・新着情報

令和4年3月24日
林芳正外務大臣
林外務大臣とヤタニ・ケニア財務・計画長官のテレビ会談

 3月24日、午後7時から約30分間、林芳正外務大臣は、TICAD閣僚会合に先立ち、ウクル・ヤタニ・ケニア財務・計画長官(Hon. Ukur Yattani Kanacho, Cabinet Secretary, National Treasury and Planning, the Republic of Kenya)とテレビ会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、8月のTICAD8をポストコロナも見据えたアフリカ開発の針路を示す機会としたい旨述べ、これに対し、ヤタニ長官から、日本は重要なパートナーであり、TICADを通じて協力を強化したい旨述べました。
  2. 林大臣から、今回のロシアによるウクライナ侵略は、ウクライナの主権及び領土の一体性を侵害し、武力の行使を禁ずる国際法の重大な違反であり、決して認められない、力による一方的な現状変更は国際秩序の根幹を揺るがすものでありロシアを強く非難する、国連総会でのウクライナ人道決議案の採択も重要である旨述べ、双方は緊密に連携していくことを確認しました。また、林大臣から、ウクライナ情勢のグローバルサプライチェーンへの影響について取り上げ、双方は今後の対応について議論しました。加えて、林大臣から、開発金融の透明性・公平性の重要性を提起し、また、国連安保理非常任理事国を務めるケニアと緊密に連携して、安保理改革に共に取り組んでいきたい旨述べ、双方は今後も共に協力していくことを確認しました。
  3. 林大臣から、ケニアは日本とアフリカをつなぐゲートウェイであり、引き続き「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現に向けて協力していきたい旨述べ、双方は、TICAD閣僚会合の議論も踏まえながら、日アフリカ間のビジネス強化に向けて引き続き緊密に協力していくことで一致しました。また、双方は、核ミサイルや拉致問題を含む北朝鮮への対応についても意見交換し、引き続き緊密に連携していくことを確認しました。

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