外務省・新着情報

令和4年3月24日

 現地時間3月24日午後1時30分(日本時間同日午後9時30分)から約25分間、G7首脳会合のためベルギーを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、ボリス・ジョンソン英国首相(The Rt Hon Boris Johnson MP, Prime Minister of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 岸田総理は、ウクライナの危機が日々深刻さを増す中、今ほどG7の結束が求められている時はなく、基本的価値を共有する日英の緊密な連携を重視している旨述べました。これに対して、ジョンソン首相は、岸田総理の卓越したリーダーシップを高く評価する旨述べるとともに、G7が協調して厳しい対露制裁を継続しウクライナを最大限支援していくことの重要性を強調しました。
  2. 両首脳は、ロシアによるウクライナ侵略は、欧州にとどまらず、アジアを含む国際秩序全体の根幹を揺るがす深刻な事態であるとの認識を共有しました。両首脳は、「自由で開かれたインド太平洋」に向けて引き続き連携するとともに、6月のG7エルマウ・サミットに向けて両国が協力していくことで一致しました。
  3. 岸田総理から、本24日の新型ICBM級弾道ミサイルとみられる発射を始めとする北朝鮮による核・ミサイル活動について、国際社会に対する明白かつ深刻な挑戦である旨述べ、北朝鮮への対応において日英間で引き続き連携することを確認しました。
  4. 岸田総理から、英国による日本産食品への放射性物質輸入規制の撤廃に向けた手続の前進を歓迎し、改めて早期の撤廃を求めたのに対し、ジョンソン首相は、自分は福島産かりんとうを愛好しているとして、両首脳でジョンソン首相が持参したかりんとうを食べるという場面がありました。

発信元サイトへ