外務省・新着情報

令和4年3月25日

 3月21日から25日にかけて、IAEA関係者及び国際専門家が訪日し、東京電力福島第一原発におけるALPS処理水の取扱いに関する規制レビューを行いました。

  1. 今回の訪日は、IAEAとの間で昨年7月に署名した、ALPS処理水の取扱いに係る包括的な協力の枠組みに関する付託事項(TOR)に基づき、規制面でのレビューを実施することを目的として行われました。
  2. 本レビューでは、原子力規制委員会との会合を通じて、東京電力によるALPS処理水の海洋放出設備の設置等に関する実施計画案について、原子力規制委員会が行う審査のプロセスと内容についてのレビューが行われました。今回のレビューの報告書については、今後、IAEAが公表する予定です。
  3. 日本政府は、今回のIAEA関係者及び国際専門家の訪日を含むIAEAとの協力により、ALPS処理水の安全性やその取扱いに係る信頼性や透明性を確保し、国際社会の理解を醸成していくことに努めます。
(参考)ALPS処理水とは

 ALPS(多核種除去設備(Advanced Liquid Processing System))等により、トリチウム以外の放射性物質について安全に関する規制基準値を確実に下回るまで浄化した水。


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