外務省・新着情報

令和4年3月26日
ウガンダ外務大臣とのテレビ会談で発言を行う林外務大臣の様子
日ウガンダ外相テレビ会談の様子

 3月26日、午後6時20分から約20分間、林芳正外務大臣は、TICAD閣僚会合に先立ち、ジェジェ・オドンゴ・ウガンダ共和国外務大臣(Hon. Gen. Odongo Jeje, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Uganda)とテレビ会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、日・ウガンダ友好60周年である本年にオドンゴ大臣と初めて会談ができ嬉しく思う旨述べた上で、8月のTICAD8は、アフリカ自身が主導する発展を力強く後押しし、ポストコロナも見据えたアフリカ開発の針路を示す機会としたい旨述べました。これに対し、オドンゴ大臣から、日本のこれまでの多大な支援に感謝するとともに、二国間関係をさらに強化していきたい旨述べました。
  2. 林大臣から、今回のロシアによるウクライナ侵略は、ウクライナの主権及び領土一体性を侵害し、武力の行使を禁ずる国際法の重大な違反であり、決して認められない、力による一方的な現状変更は国際秩序の根幹を揺るがすものでありロシアを強く非難する旨述べ、国際社会が結束して毅然と行動していく重要性について強調しました。また、林大臣から、ウクライナ情勢による食糧価格の高騰やグローバルサプライチェーンへの影響について取り上げ、双方は今後の対応について議論しました。加えて、林大臣から、開発金融の透明性・公平性の重要性を提起し、また、10か国委員会(C10)のメンバーであるウガンダとも緊密に連携して、安保理改革にも取り組んでいきたい旨述べ、双方は今後も共に協力して改革努力を続けていくことを確認しました。
  3. さらに、両大臣は、先日24日のICBM級弾道ミサイル発射や拉致問題を含む北朝鮮への対応において引き続き連携していくことを確認しました。また、双方は、TICAD閣僚会合の議論も踏まえながら、二国間関係の更なる強化のため、引き続き日本とウガンダとで緊密に連携していくことで一致しました。

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