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令和4年3月26日
セネガル外相とのテレビ会談で発言を行う林外務大臣の様子
日セネガル外相テレビ会談の様子

 3月26日、午後9時から約30分間、林芳正外務大臣は、アイサタ・タル・サル・セネガル共和国外務・在外自国民大臣(H.E. Ms. Aïssata TALL SALL, Minister for Foreign Affairs and Senegalese Abroad of the Republic of Senegal)とテレビ会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、セネガルのアフリカ連合(AU)議長国就任及び世界水フォーラムの成功裡の開催に祝意を表したのに対し、タル大臣から謝意が述べられました。また、双方は、長年の友好関係を礎として、幅広い分野で二国間関係を一層強化していくことで一致しました。
  2. 林大臣から、8月のTICAD8をポスト・コロナも見据えたアフリカ開発の針路を示す機会としたい旨述べました。その上で、双方は、TICAD8の成功に向けて、日本とAU議長国たるセネガルとの間で緊密に連携していくことを確認しました。
  3. 林大臣は、ロシアによるウクライナ侵略は力による一方的な現状変更の試みであるとともに明白な国際法違反であり、断じて許容できない、セネガルが国連総会緊急特別会合において「ウクライナに対する侵略の人道上の影響」決議を支持したことは心強い旨述べた上で、国際社会が一致して断固として対応していく必要性を強調しました。タル大臣からは、国際法、国家主権及び人権が重視されなければならないというセネガル政府の立場の説明がありました。さらに、林大臣から、ウクライナ情勢のグローバルサプライチェーンへの影響について取り上げ、双方は今後の対応について議論しました。
  4. 加えて、林大臣から、開発金融の透明性・公平性の重要性を提起し、また、AU議長国を務めるセネガルと緊密に連携して、安保理改革に共に取り組んでいきたい旨述べ、双方は今後も共に協力していくことを確認しました。双方は、二国間関係における様々な協力や、先日24日のICBM級弾道ミサイル発射や拉致問題を含む北朝鮮への対応等についても意見交換し、引き続き日本とセネガルとで連携していくことを確認しました。

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