外務省・新着情報

令和4年3月27日
テレビ会談でサーメハ・シュクリ・エジプト外務大臣に話しかける林外務大臣の様子
日・エジプト外相テレビ会談が行われている様子

 3月27日、午後20時10分から約35分間、林芳正外務大臣は、TICAD閣僚会合のマージンで、サーメハ・シュクリ・エジプト・アラブ共和国外務大臣(H.E. Mr. Sameh Shoukry, Minister of Foreign Affairs of the Arab Republic of Egypt)とテレビ会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、アフリカにおけるこれまでの両国の協力に言及しつつ、8月のTICAD8をポストコロナも見据えたアフリカ開発の針路を示す機会としたい旨述べました。また、エジプトが議長を務めるCOP27等の機会を含め、様々な分野でエジプトと連携していきたい旨述べました。さらに、林大臣から、不公正・不透明な開発金融の課題への対応の必要性を提起しました。これに対し、シュクリ大臣からは、エジプトの発展のために日本がこれまで行ってきた協力に対し謝意を表明した上で、アフリカ開発の分野、また気候変動の分野で今後とも協力を深めていきたい旨述べました。
  2. また、林大臣から、ロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更であり、国際社会の根幹を揺るがすものであり決して認められない旨述べた上で、エジプトと引き続き連携していきたい旨述べました。これに対し、シュクリ外相からは、エジプトとしてもウクライナ情勢を深く懸念しているとの発言があり、双方は緊密に連携していくことを確認しました。
  3. この他、双方は中東和平やリビアなど中東・北アフリカ情勢についても意見交換を行い、同地域の安定に向け、国際場裡においても引き続き協力していくことで一致しました。
  4. さらに、双方は、先日24日のICBM級弾道ミサイル発射や拉致問題を含む北朝鮮への対応においても、引き続き連携していくことを確認しました。

発信元サイトへ