外務省・新着情報

令和4年3月27日
ガーナ外相とのテレビ会議で発言を行う林外務大臣の様子
日・ガーナ外相テレビ会談が行われている様子

 3月27日、午後9時10分から約25分間、林芳正外務大臣は、シェリ・アヨコー・ボチュウェイ・ガーナ共和国外務・地域統合大臣(Hon. Ms. Shirley Ayorkor BOTCHWEY, Minister for Foreign Affairs and Regional Integration of the Republic of Ghana)とテレビ会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、8月のTICAD8はポストコロナも見据えたアフリカ開発の針路を示す機会としたい旨述べました。双方は、二国間関係の進展を確認し、TICAD8の成功に向けて、緊密に連携していくことを確認しました。
  2. 林大臣から、今回のロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更の試みであり、ウクライナの主権及び領土の一体性を侵害し、国際法の深刻な違反であり、断じて許容できない旨述べた上で、ガーナと引き続き連携していきたい旨述べました。また、ガーナが国連総会緊急特別会合において2つの決議を支持したことは心強い旨述べました。これに対し、ボチュウェイ大臣から、本件に係る見方も含め多くの課題で両国の立場は同じであり、協力していきたいとの発言がありました。また、林大臣から、ウクライナ情勢による食料価格の高騰やグローバルサプライチェーンへの影響について取り上げ、双方は今後の対応について議論しました。また、林大臣から、開発金融の透明性・公正性の重要性や安保理改革の必要性について述べ、双方は共に協力していくことを確認しました。加えて、両大臣は、先日24日のICBM級弾道ミサイル発射や拉致問題を含む北朝鮮への対応において引き続き連携していくことを確認しました。
  3. 双方は、二国間関係についても意見交換を行い、また、アフリカ及び国際社会が直面する諸問題の解決に向け、引き続き日本とガーナとで緊密に連携していくことで一致しました。

発信元サイトへ