外務省・新着情報

令和4年3月29日

 3月29日(現地時間28日)、パラグアイ共和国の首都アスンシオンにおいて、我が方、中谷好江駐パラグアイ共和国日本国特命全権大使と、先方エウクリデス・アセベド・パラグアイ共和国外務大臣(H.E. Dr. Euclides Acevedo, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Paraguay)との間で、総額19億3,600万円を供与限度額とする無償資金協力「ビジャ・アジェス市における給水システム改善計画」に関する書簡の交換が行われました。

  1. パラグアイの首都アスンシオン近郊に位置するビジャ・アジェス市は、近年人口増加が著しい一方で、インフラ整備が遅れており、上水道普及率は58.5%にとどまっています。既存の給水施設の供給量不足に加え、施設の老朽化により、水道水の水質悪化や水圧不足も生じています。拡大する水需要に対応した給水サービスの強化とともに、安全な水の確保が喫緊の課題となっています。
  2. この協力は、ビジャ・アジェス市において、取水施設、浄水施設や送配水管等を整備することにより、住民に対して安全かつ安定的な水供給を図るものです。この協力により、同市民の生活環境の向上に寄与するとともに、同国の持続的経済開発に貢献することが期待されています。
(参考)パラグアイ共和国基礎データ

 パラグアイ共和国は、面積約41万平方キロメートル(日本の約1.1倍)。人口約713万人(2020年、世界銀行)。人口1人当たり国民総所得(GNI)は5,140米ドル(2020年、世界銀行)。


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