外務省・新着情報
令和4年3月31日
3月31日（現地時間30日）、エルサルバドル共和国のアンティグオ・クスカトラン市において、我が方、有吉勝秀駐エルサルバドル共和国日本国特命全権大使と、先方アドリアナ・マリア・ミラ・デ・ペレイラ外務副大臣兼外務大臣代行（H.E. Mrs. Adriana María Mira de Pereira, Vice Minister of Foreign Affairs Officer in charge of the Ministry of Foreign Affairs）との間で、供与限度額5,137万ドルのドル建て借款「サンミゲル市バイパス建設計画（第二期）」に関する書簡の交換が行われました。
- 対象案件の概要
メキシコからパナマまでの中米各国を結ぶパン・アメリカン・ハイウェイは、エルサルバドル中央部を東西に横断する最も重要な幹線道路（国道1号線）ですが、エルサルバドル東部地域の中心都市サンミゲル市街地を通過する国道1号線の交通渋滞が深刻化しています。この計画により、サンミゲル市中心部を迂回するバイパスを建設し、交通輸送能力を増強することによって、エルサルバドル全体の物流機能の向上を図り、同国の経済発展に寄与することが期待されます。 - 供与条件
（1）適用金利：米ドル6か月LIBOR＋110bp
（2）償還期間：25年（うち据置期間は7年）
（3）調達条件：アンタイド
（参考）エルサルバドル共和国基礎データ
エルサルバドル共和国は、面積約2万1,040平方キロメートル（九州の約半分の大きさ）、人口約649万人(2020年、統計局)、人口1人当たりの国民総所得（GNI）3,650米ドル(2020年，世界銀行)。