外務省・新着情報

令和4年3月31日
(写真1)集合写真 衣料品タグ工場の様子
(写真2)太陽光・ディーゼルハイブリッド発電システム ファスナー製造工場へ発電システム導入

 令和4年3月28日、日本とバングラデシュの間で実施している二国間クレジット制度(JCM)の第5回合同委員会(オンライン方式)において、バングラデシュで初めてとなるクレジットの発行が決定されました。
 高効率ターボ冷凍機の導入や太陽光・ディーゼルハイブリットシステムの導入による下記プロジェクトから合計499トンのクレジットの発行が決定されました。これらのプロジェクトは環境省JCM設備補助事業の採択案件で、日本政府としてこの内251トンのクレジットを獲得しました。

  • (1)衣料品タグ工場における省エネ型ターボ冷凍機を利用した空調の効率化
  • (2)ファスナー製造工場への太陽光・ディーゼルハイブリッド発電システムの導入

 今後も、優れた脱炭素技術等による世界全体の温室効果ガスの排出削減を実現するため、JCMをより一層推進していきます。

[参考]二国間クレジット制度
 二国間クレジット制度は、途上国等への優れた脱炭素技術等の普及や対策実施を通じ、実現した温室効果ガス排出削減・吸収への我が国の貢献を定量的に評価するとともに、日本のNDCの達成に活用する仕組み。これまでモンゴル、バングラデシュ、エチオピア、ケニア、モルディブ、ベトナム、ラオス、インドネシア、コスタリカ、パラオ、カンボジア、メキシコ、サウジアラビア、チリ、ミャンマー、タイ及びフィリピンの17か国と構築している。バングラデシュとは、2013年3月に二国間文書の署名を行った。

発信元サイトへ