外務省・新着情報

令和4年4月20日

 4月20日、午後5時00分から20分間、林芳正外務大臣は、アフマド・ナーセル・アル・ムハンマド・アル・サバーハ・クウェート外務大臣(H.E. Sheikh Dr.Ahmad Nasser Al-Mohamed Al-Sabah, Minister of Foreign Affairs of the State of Kuwait)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、クウェートは日本にとって強固なパートナーであり、両国は湾岸戦争や東日本大震災といった歴史的困難に際して助け合ってきた友人である旨述べた上で、アフマド外相と協力して緊密な二国間関係を築いていきたい旨述べました。これに対し、アフマド外相から、両国は湾岸戦争等を通じて長年にわたり協力してきた友好的な関係にあり、日本と引き続き協力していきたい旨述べました。
  2. 林大臣から、今般のロシアによるウクライナ侵略は力による一方的な現状変更の試みであり、欧州にとどまらず国際秩序全体の根幹を揺るがす深刻な事態である旨指摘し、アフマド外相からは、国際法及び国連憲章の違反を強く非難する旨発言がありました。双方は引き続き緊密に連携して対応していくことを確認しました。
  3. 双方は、ウクライナ情勢を受けた原油価格の高騰への対応についても意見交換を行い、林大臣から、クウェートから日本への長年の原油の安定供給に謝意を表明するとともに、国際原油市場の安定化のため引き続きクウェートの主導的な役割を期待する旨述べました。アフマド外相からは、クウェートはOPEC及びOPECプラスの一員として石油市場の安定化に責任を有しており、然るべく対応していきたいとの発言がありました。双方は、引き続き連携して対応していくことを確認しました。

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