外務省・新着情報

令和4年4月21日
ウムルザーコフ・ウズベキスタン副首相兼投資・対外貿易大臣と林外務大臣
林外務大臣とウムルザーコフ・ウズベキスタン副首相兼投資・対外貿易大臣との会談及びワーキングディナー

 4月21日午後6時から、林芳正外務大臣は、「第4回アジア・太平洋水サミット」に出席するために訪日中のウムルザーコフ・ウズベキスタン共和国副首相兼投資・対外貿易大臣(H.E. Mr. Sardor UMURZAKOV, Deputy Prime-Minister, Minister of Investments and Foreign Trade of the Republic of Uzbekistan)と会談(約50分間)及びワーキングディナー(約60分間)を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 林大臣から、外交関係樹立30周年の節目にウムルザーコフ副首相兼投資・対外貿易大臣が訪日したことを歓迎するとともに、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化するため、戦略的パートナーであるウズベキスタンと連携していきたい旨述べました。
  2. 林大臣から、両国関係が順調に発展していることを歓迎し、日本は、ウズベキスタン独立以来、電力インフラ整備や人材育成のための協力を実施し、ウズベキスタンが進める社会経済改革を一貫して支持している旨伝達しました。また、林大臣から、新型コロナ禍の中でも、医療機材やワクチンの供与や、コロナ対応の緊急円借款及び電力分野の円借款が実現したことは日本が貴国との関係を重視している表れである旨述べたのに対し、ウムルザーコフ副首相から、日本による電力、保健・医療、環境、人材育成等様々な支援への謝意と今後の協力の継続への期待の表明がありました。
  3. 林大臣から、アフガニスタン情勢について、これまで日本はアフガニスタン及び隣接する中央アジア諸国に対し、国境管理の強化や過激主義の流入防止のための支援を行ってきており、ウズベキスタンをはじめとする周辺諸国とも連携しつつアフガニスタンの安定化に貢献していきたい旨述べたのに対し、ウムルザーコフ副首相から、日本によるアフガニスタン支援への高い評価とともに、アフガニスタンを含む地域の安定化に向けたウズベキスタンの取組について説明がありました。また、林大臣は、今般のロシアによるウクライナ侵略は、国際法の明白な違反であり、これを強く非難するとともに、これは国際秩序の根幹を揺るがす深刻な事態である旨指摘し、国際社会が足並みを揃えて対処していく必要がある旨強調しました。双方は、ウクライナやアフガニスタンを含む国際問題に関し、引き続き様々なレベルで緊密に連携していくことを確認しました。
  4. 双方は、東アジア情勢についても議論しました。双方は、先月24日のICBM級弾道ミサイル発射を始めとする核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応において引き続き連携していくことを確認しました。ウムルザーコフ副首相から、引き続き国際場裡でも協力していきたいと述べました。

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