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令和4年4月27日

自然環境

北海道での高病原性鳥インフルエンザ発生(野鳥国内73,76,85,86,91,92例目)に伴う野鳥緊急調査の結果について

北海道における高病原性鳥インフルエンザの発生(野鳥国内73、76、85、86、91、92例目)を受けて、北海道が各野鳥監視重点区域内における現地の野鳥の生息状況などの調査を実施しました。上記6事例でそれぞれ実施した調査において、野鳥の大量死等の異常は確認されませんでした。

1.各調査結果
(1)北海道えりも町(野鳥国内73例目)
調査期間:令和4年4月20日(水)~4月22日(金)の3日間
(参考)渡り鳥の飛来地等10か所で実施した野鳥緊急調査で観察された鳥類

検査優先種 種数 種類
検査優先種1

4種

キンクロハジロ、ヒドリガモ、カンムリカイツブリ、

ノスリ

検査優先種2 1種

スズガモ

検査優先種3 7種

コガモ、クロガモ、ウミアイサ、シノリガモ、

アカエリカイツブリ、オオセグロカモメ、ウミネコ

合計 12種

※検査優先種:「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」において、感染して死亡しやすい種を中心に設定しているものです(参考情報参照)。
(2)北海道興部町(野鳥国内76例目)
調査期間:令和4年4月20日(水)~4月22日(金)の3日間
(参考)渡り鳥の飛来地等9か所で実施した野鳥緊急調査で観察された鳥類

検査優先種 種数 種類
検査優先種1

1種

キンクロハジロ

検査優先種2 1種

マガモ

検査優先種3 8種

ホオジロガモ、カワアイサ、ウミアイサ、シノリガモ、

カワウ、アオサギ、オオセグロカモメ、トビ

合計 10種

(3)北海道斜里町(野鳥国内85例目)
調査期間:令和4年4月21日(木)
(参考)渡り鳥の飛来地等9か所で実施した野鳥緊急調査で観察された鳥類

検査優先種 種数 種類
検査優先種1

0種

検査優先種2 0種
検査優先種3 2種

ホオジロガモ、シノリガモ

合計 2種

(4)北海道大空町(野鳥国内86例目)
調査期間:令和4年4月21日(木)
(参考)渡り鳥の飛来地等7か所で実施した野鳥緊急調査で観察された鳥類

検査優先種 種数 種類
検査優先種1

3種

ヒシクイ、オオハクチョウ、キンクロハジロ

検査優先種2 2種

スズガモ、オナガガモ

検査優先種3 4種

カルガモ、カワアイサ、タンチョウ、アオサギ

合計 9種

(5)北海道網走市(野鳥国内91例目)
調査期間:令和4年4月23日(土)~4月25日(月)の3日間
(参考)渡り鳥の飛来地等10か所で実施した野鳥緊急調査で観察された鳥類

検査優先種 種数 種類
検査優先種1

2種

ヒドリガモ、キンクロハジロ

検査優先種2 2種

マガモ、オナガガモ

検査優先種3 5種

ウミアイサ、シノリガモ、オオセグロカモメ、アジサシ、アオサギ

合計 9種

(6)北海道中標津町(野鳥国内92例目)
調査期間:令和4年4月23日(土)~4月25日(月)の3日間
(参考)渡り鳥の飛来地等10か所で実施した野鳥緊急調査で観察された鳥類

検査優先種 種数 種類
検査優先種1

3種

オオハクチョウ、ヒドリガモ、キンクロハジロ

検査優先種2 1種

マガモ

検査優先種3 3種

コガモ、タンチョウ、オオバン

合計 7種

2.上記6事例でそれぞれ実施した調査の結果について
北海道における高病原性鳥インフルエンザの発生(野鳥国内73、76、85、86、91、92例目)を受けて、それぞれ指定した野鳥監視重点区域内の渡り鳥の飛来地等において、北海道が生息状況調査、死亡野鳥調査等を実施した結果、野鳥の大量死等の異常は確認されませんでした。

3.今後の対応

野鳥監視重点区域において、引き続き野鳥の監視を継続します。

【参考情報】
 環境省は、ホームページで高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を提供しています。(http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html
「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref_0809.html

関連情報

関連Webページ
高病原性鳥インフルエンザに関する情報

連絡先
環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8285
室長 東岡 礼治 (内線 6470)
室長補佐 村上 靖典 (内線 6675)
専門官 庄司 亜香音 (内線 6473)
係長 福田 真 (内線 6670)

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