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令和4年4月29日
林外務大臣によるミルジヨーエフ・ウズベキスタン大統領への表敬の様子 林外務大臣のミルジヨーエフ大統領への表敬
(写真提供:ウズベキスタン政府)

 現地時間4月29日午後5時45分(日本時間同日午後9時45分)から約60分間、ウズベキスタン共和国を訪問中の林芳正外務大臣は、シャフカット・ミルジヨーエフ・ウズベキスタン共和国大統領(H.E. Mr. Shavkat MIRZIYOYEV, President of the Republic of Uzbekistan)への表敬を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、ミルジヨーエフ大統領から、林大臣の訪問を心から歓迎する、今回の訪問は二国間の戦略的パートナーシップに新たな展望を開くものとなると確信しているとの発言に続いて、日本のインフラ整備や人材育成の協力への謝意及び日本企業の積極的な投資・進出への評価とともに、2019年の自身の訪日で合意したことがすべて着実に履行されていることを歓迎すると述べました。林大臣から、外交関係樹立30周年の節目の年に日本の外務大臣として12年ぶりにウズベキスタンを訪問できてうれしく思う、温かい歓迎に感謝する旨述べました。また、ウズベキスタンは法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を構築する上での重要なパートナーであり、2019年12月のミルジヨーエフ大統領の訪日により両国間の戦略的パートナーシップが更に深化・拡大したことを歓迎する旨述べました。双方は、両国の歴史的な繋がりを大切にしつつ、「中央アジア+日本」対話を通じた協力を含め二国間関係を更に発展させていくことで一致しました。
  2. 林大臣から、アフガニスタン情勢について、日本によるウズベキスタンへの発電所建設への支援が、アフガニスタンへの電力供給に大いに役立ち、両国が協力して地域の安定化に貢献できていることをうれしく思う旨述べました。ミルジヨーエフ大統領から、対話を通じたアフガニスタンの安定と人道危機の回避の重要性を指摘するとともに、地域の安定化に向けて協力を続けたい旨述べました。
  3. 林大臣は、今般のロシアによるウクライナ侵略についての日本の基本的立場を述べつつ、国際社会が足並みを揃えて対処していく必要がある旨強調しました。ミルジヨーエフ大統領からは、国際法の原則と国連憲章に基づき平和的解決が実現することへの期待を表明しました。また、同大統領は、日本の安保理常任理事国入りを一貫して支持していること、国連安保理改革の必要性につき指摘しました。双方は、ウクライナやアフガニスタンを含む国際問題に関し、引き続き様々なレベルで緊密に連携していくことを確認しました。
  4. 双方は、東アジアの情勢についても議論しました。双方は、北朝鮮の拉致、核・ミサイル問題を含む北朝鮮への対応において立場を同じくしており、引き続き連携していくことを確認しました。

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