外務省・新着情報

令和4年5月1日
会談を前に、握手しながら記念撮影に応じる、岸田総理大臣とフエ国会議長の様子 フエ国会議長との会談(写真提供:内閣広報室)
座りながら会談を行う、岸田総理大臣とフエ国会議長の様子 フエ国会議長との会談(写真提供:内閣広報室)

 現地時間5月1日午後2時10分(日本時間午後4時10分)から約40分、ベトナム社会主義共和国を訪問中の岸田総理大臣は、国会議事堂において、ヴォン・ディン・フエ・ベトナム国会議長(H.E.Dr. Vuong Dinh Hue, Chairman of National Assembly of the Socialist Republic of Viet Nam)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理から、フエ議長がこれまでの職位において、日越間の投資・経済協力案件の促進に貢献されたことを高く評価するとともに、国会議長として引き続き、議会間交流を促進していくことへの期待を述べました。これに対し、フエ議長から、両国の経済協力における国会の役割に触れるとともに、両国間の議会間交流を促進していきたい旨述べました。
  2. 双方は地域情勢についても意見を交わしました。岸田総理から、ロシアによるウクライナ侵略はアジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす行為として断じて認められないものであり、国際社会の平和と安定のため、毅然と対応することの重要性を述べ、国連憲章を含む国際法の基本原則を守る必要性で一致しました。また、岸田総理から、南シナ海情勢における力を背景とした一方的な現状変更の試みについて強く反対する旨述べ、国連海洋法条約を含む国際法の遵守が重要であるとの認識で一致しました。

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