外務省・新着情報

令和4年5月1日
会談を前に、記念撮影に応じる岸田総理大臣とチョン書記長の様子 チョン書記長との会談(写真提供:内閣広報室)
座って会談を行う、岸田総理大臣とチョン書記長の様子 チョン書記長との会談(写真提供:内閣広報室)

 現地時間5月1日午後2時55分(日本時間午後4時55分)から約40分、ベトナム社会主義共和国を訪問中の岸田総理大臣は、ベトナム共産党本部において、グエン・フー・チョン・ベトナム共産党書記長(H.E.Dr. Nguyen Phu Trong, General Secretary of the Communist Party of Viet Nam)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理から、3期連続で党書記長という重責を担っているチョン書記長に敬意を表するとともに、来年の日越外交関係樹立50周年に向け、両国の広範な戦略的パートナーシップを更に発展させるため、チョン書記長と手を携えていきたい旨述べました。これに対し、チョン書記長から、岸田総理の総理大臣就任に対し祝辞を述べ、広範な戦略的パートナーシップの下、日ベトナム関係があらゆる分野で発展していることは喜ばしい旨述べました。
  2. 岸田総理から、ベトナムの新型コロナ対策を支援していくとともに、引き続き両国で連携していきたい旨述べました。また、党幹部人材育成や行政官を対象とした研修等を通じ、引き続き人材分野での支援を強化していく旨述べました。これに対し、チョン書記長から、これまでの日本の社会・経済発展に対する貢献に対し感謝の意を述べました。
  3. 双方は地域情勢についても意見を交わしました。岸田総理から、ロシアによるウクライナ侵略はアジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす行為として断じて認められないものであり、国際社会の平和と安定のため、毅然と対応することの重要性を述べ、これに対し、チョン書記長から、あらゆる紛争は平和的に解決されなければならないことなどベトナム外交の基本的な考え方が述べられました。

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