外務省・新着情報

令和4年5月7日
プナ・太平洋諸島フォーラム事務局長との会談と握手する林外務大臣
林外務大臣とプナ・太平洋諸島フォーラム事務局長との会談の様子

 現地時間5月7日午後2時35分(日本時間同日午前11時35分)から約45分間、フィジー共和国を訪問中の林芳正外務大臣は、ヘンリー・プナ・太平洋諸島フォーラム(PIF)事務局長(H.E. Mr. Henry PUNA, Secretary General, Pacific Islands Forum Secretariat)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、全ての太平洋島嶼国が参加するPIFとの関係は重要で あり、日本は20年以上にわたりPIF域外国対話や太平洋島・サミット(PALM)のプロセス等を通じてPIFとの関係強化に努めてきた旨述べ、プナ事務局長から、引き続き日本と協力関係を進めていきたい旨述べました。両者は、太平洋島嶼国における日本とPIF事務局の共通の関心事項について引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
  2. 両者は、地域情勢についても議論を行い、太平洋島嶼国地域の安全保障環境について、地域の平和と安定のため、PIFの場における率直な対話を含め、全ての太平洋島嶼国が一体となって協力することの重要性を確認しました。また、両者は、ロシアによるウクライナ侵略はインド太平洋を含む国際秩序の根幹を揺るがす深刻な事態であり、国際社会の平和と安定のため、民主主義や法の支配といった基本的価値の重要性について国際社会が一体となって声を上げることが重要であることで一致しました。さらに、北朝鮮の核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応において、引き続き連携していくことを確認しました。

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