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令和4年5月18日
小田原外務副大臣とカクボ・ザンビア外務・国際協力大臣
小田原外務副大臣とカクボ・ザンビア外務・国際協力大臣との会談

5月18日、午前10時15分(現地時間)から約30分間、米国主催グローバルな食料安全保障のための行動要請に関する閣僚会合への出席のため米国ニューヨーク訪問中の小田原外務副大臣は、スタンリー・カソンゴ・カクボ・ザンビア外務・国際協力大臣(Hon. Stanley Kasongo KAKUBO, Minister of Foreign Affairs and International Cooperation of the Republic of Zambia)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、小田原副大臣から、平和裏に政権交代を実現したザンビアの民主主義を祝しつつ、本年8月のTICAD8を、アフリカ自身が主導する発展を力強く後押しし、ポスト・コロナも見据えたアフリカ開発の指針を示す機会としたい、日・ザンビア関係の一層の強化に向け、率直に議論したい旨述べました。これに対し、カクボ大臣から、TICADへの参加を通じ、日本との関係を強化していきたい旨述べました。
  2. 小田原副大臣から、ロシアによるウクライナ侵略は、ウクライナの主権及び領土一体性を侵害し、武力の行使を禁止する国際法の重大な違反であり、決して認められない旨述べた上で、食料不足やエネルギー価格等の影響への対応を含め、ザンビアと連携していきたい旨述べました。また、双方は、安保理改革について、協力していくことを確認しました。
  3. 最後に、小田原副大臣から、アフリカ開発には民間投資の一層の促進が重要であると述べた上で、開発金融の公正性・透明性の重要性を提起し、ザンビアが債務再編に取り組んでいることを評価する旨述べました。これに対し、カクボ大臣から、副大臣の御発言に同意する、持続可能な発展に向け、資源鉱物分野を含め両国間の投資を一層促進するべく、引き続き二国間で調整していきたい旨述べました。双方は、今後も二国間関係及び国際場裡での協力を強化していくことを確認しました。

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